「いつ来たの?」
私も自分の鞄からサンドイッチとイチゴオレを取り出しながら、凛ちゃんに聞いた。
「さっき。ていうか、かなうにメールしたんだけど。」
「え?」
私はサンドイッチを開ける手を止め、鞄から携帯を取り出した。
チカチカと光るその携帯を確認すると、指先を滑らせてロックを解除する。
メールを開くと、確かに凛ちゃんからのメールがそこにはあった。
“お昼くらいに行くー”
それだけのシンプルなメールだけれど、私達のやり取りはいつもこの程度。
「全然気付かなかった。」
「まぁ、かなうは基本携帯見ないからね~。」
「ごめんね?」
「なんで?」
「なんとなく。」
「別に、今更気にしないよ。」
凛ちゃんはそう言って、自分の携帯をいじりながら菓子パンをかじった。
私もサンドイッチを開けてそれを口にしながら、そんな凛ちゃんを眺めた。
初めて会った時は、綺麗な黒髪をボブに切り揃えてた凛ちゃんだったけれど、今もその髪型は変わっていない。
だけれど、今は黒髪の下に金色の髪が隠れている。
それは光に反射して、キラキラしてとても綺麗だと私は思う。

