どこで怪我をしたのか分からないけれど、私の両手は傷だらけだった。
あちこちから、血が出ている。
さっきまでの怒りの感情は、段々と影を潜めた。
だけれど、今度は制御出来ないくらいに悲しくなった。
ぽたぽたと、床に散らばる水が自分が流している涙だと気づくまでにそう時間はかからなかった。
その涙は、この前流した無意識の涙じゃなかった。
どうにも出来ない苛立ちと、恐怖と、自分自身への嫌悪感。
ヒステリックに叫び、暴力を奮う自分はきっとやっぱり母親と同じ血が流れてる。
必死に違うと否定していたけれど、結局は私はあの母親の娘なんだと言う真実を目の当たりにして、私は無性に死にたくなった。
こんな私を引き取って、大事に育ててくれた家族なのに。
冷静になればなるほど、自分の愚かさと馬鹿さ加減に自分を呪い殺したかった。
そう、私が幸せになることを許さないって、母がそう言ってたじゃないか。
これで死んだ母もさぞかし満足しただろう。
私は結局、やっぱり頭がおかしいのだ。
きっと必死にそれを隠して、良い子ぶって制御してただけなのだ。
最後に感情を表に出す事が出来て、良かったのかもしれない。
両目から溢れ出る涙を流しながら、私は生きること全てを諦めた。

