「私は…シオンのなんなの!?」
自分とは思えないくらい、ヒステリックに叫んだ私にシオンは一瞬だけ驚いた表情を見せた。
だけれどそれはほんの一瞬で、シオンはまたいつものさめた冷たい瞳で私をじっと見つめた。
その表情さえ、気に入らない私はシオンに渡された薬を投げ付けた。
もうどうなっても良かった。
殴られようが、捨てられようが、殺されようが、どうなっても良いと思った。
「なんなの‼何で?ねぇ、何で!?」
私は平然といつも通りに私を眺めるシオンの胸を何度も繰り返し叩いた。
「何で、私は妹でしょ!?何でこんな事するの?」
ヒステリックに叫び続ける私は、声が掠れて喉が痛かった。
だけれどシオンは暴れる私を止める素振りも見せずに、ただされるがまま、私の様子をじっと見つめてた。
私は無意識にずっと叫んで暴れ続けてた。
反応を示さないシオンに更に憎しみが募る。
だから私はターゲットを変えて、綺麗に整理されたシオンの部屋で、本棚を倒し、壁にかけられた絵を投げ、枕を掴んで窓に叩き付ける。
暴れ過ぎて息も苦しくなった。
だけれどシオンは私の行動を止めようとはしなかった。
ただ、じっと綺麗な蒼い瞳で私を見つめてた。
どのくらい暴れて居たのか、自分でも分からなかった。
気がつくと私は、めちゃくちゃになった部屋の中で静かに膝をついた。

