「まって……ここじゃ……」
私は焦ってシオンの腕から逃げようと暴れた。
いったい自分は何をしているんだろうか。
こんな場所で、万が一レオンが帰って来たら言い訳のしようがない。
だけれどシオンは暴れる私を片手で楽々と抱えると、ソファに連れて行って、そのまま覆い被さった。
「へ、部屋で、お願い……」
首筋に唇を這わせるシオンに必至にそう訴えたけれど、シオンはそんな事は全く聞く気が無いようだった。
私のパーカーをずらした隙間から、自分の貧相な身体が露になると、私は恥ずかしくて両手で顔を覆った。
こんな明るい、しかもリビングでこんな事をされている自分が何だか酷く情けなかった。
それでも人間の身体は不思議なもので、優しく愛撫され続けると、身体は敏感に反応してしまう。
意識が何処かにいってしまいそうなくらい、充分に満たされた私の身体は、あっさりとシオンを受け入れた。
その瞬間は、内臓が押し付けられるような不快感がするけれど、次第にそれは例えようのない快楽に代わる。
汗ばむ身体と、荒い呼吸、シオンが動く度に聴こえてくる卑猥な水音だけが、リビングに響いていた。
そして、それは次第に私の意識を朦朧とさせる。
もう何度目か分からない、快楽の絶頂に登り詰めると、私はぷっつりと意識を手離した。

