叶う。 Chapter1






私達はそのまま、駅前にある大きなファミレスに行く事になった。

皆家でご飯を食べないのか、驚くほど沢山の注文をした。

私は普段こういうところにはあまり来ないので、どうしようかと思ったけれど、隣に居た和也がメニューを広げて何が良いか聞いてくれたので、とても美味しそうなイチゴのパフェを頼む事にした。

「絶対それだと思ったw」

と、笑った和也に何だか自分の事を少しでも知ってくれている気がして、すごく嬉しかった。

皆が注文を済ませると、各自色々な話を始める。

でも今日の主役はやっぱり凛で、皆自然と凛に話し掛ける。
きっと皆、やっぱり凛の事が大好きなんだと思った。


本当はきっともっと早く、こうして凛と仲良しに戻りたかったんだろう。

私はそんな皆と凛を、ずっと見つめて会話に耳を傾けた。
楽しそうに笑う凛はやっぱり凄く綺麗で、優しい雰囲気に包まれてて、私はとても幸せな気分だった。


「そう言えばかなう?」

突然和也に声をかけられて隣を向いた。

「午後の授業の時、メールしたんだけど気付いた?」

「あ……。」

私はそう言って、鞄を漁った。

「ごめん、サイレントにしてた。」

私は携帯をマナーモードに切り替えて、また鞄に入れた。
そして和也を見ると、和也はなんだか可笑しそうに笑った。