この小さな世界で、私の存在はとてもちっぽけだけれど、それでも精一杯生きてる。
私は皆と出逢えて、とても幸せだった。
綺麗に色付いた私の世界は、私だけの記憶に少しずつ色を塗っていく。
モノクロだった私の世界が、段々と色付く事がただ嬉しかった。
もう2度と、この世界が壊れないように。
私は雲ひとつない青空を見上げて、そう願った。
「今日帰りファミレス行かね?」
もうお昼休みが終わる直前、愁がそう言った。
「じゃあ、愁の奢りね~」
そう言って笑った凛が、とても綺麗だった。
「かなう行ける?」
凛にそう言われたので、私は少し考えてから頷いた。
「少しなら大丈夫だよ!」
「じゃあ、皆で行こう。」
凛がそう言った瞬間、午後の授業を知らせるチャイムが響く。
「じゃあ、帰り門のところ集合!」
凛はそう言って、私の手を取り教室へ向かった。
途中振り返って和也を見ると、なんだか凛と私を見て優しく笑ってた。
やっぱり、凛と和也は私には分からない絆があるような気がした。
それは私にとって、凄く羨ましかった。
私もいつか、凛や和也とそんな絆が出来たら良いとほんの少し思った。

