″そういえば、祐希が私達の事知っててびっくりしたよ!″
なんでもない内容でも、こうしてメールをする事に意味があるような気がした。
″昨日、夜遊んだ時に嬉しくて皆に報告しちゃったよ!迷惑だった?″
″ううん、大丈夫だよ。ただちょっと恥ずかしかった。″
″ごめん。マジで嬉しくてついつい喋っちまった。″
″大丈夫。恥ずかしかっただけだから。″
″照れてるかなう見たい。″
突然そんなメールを送って来たから、私は急に恥ずかしくなって携帯をポケットにしまって机に突っ伏した。
充分メール出来たし、何よりも赤くなった顔を誰かに見られるのが嫌だった。
得意な英語の授業だったけれど、先生に解答を求められて、クラスで発表するよりもずっと恥ずかしかった。
だけれど、和也とメールしたおかげでだいぶ気が紛れた。
私を悩ませるシオンの言葉をほんの少しだけ思考から追い出す事に成功した。
気にしても分からないんだから仕方ない、と思って私は考えるのを辞めた。
暖かい日差しが照り付ける私の席は、眠りを誘うのは充分だった。
最近は本当によく眠ってる。
それも夢も見ずにぐっすりと眠っている。
安眠がこのまま永遠に続けばいいと、ほんの少しそう願った。

