叶う。 Chapter1





真っ赤な顔で俯いて教科書を立てて顔を隠した。

そして、ふと携帯の存在を思い出し鞄に手を入れて携帯を取り出した。
いつものマナーモードから、サイレントモードに変えると、机の下で確認した。

朝から3件メールが届いていた。

一つ目は、和也からで朝に私が送ったメールへの返事だった。

″おはようー‼よく寝れた?また後でね。″

次のメールもやっぱり和也だった。

″何時くらいに着きそう?″

そして最後のメールを開くとやっぱり和也からで、そのメールを見ると私は思わず笑いそうになってしまった。

″呼び出しくらったわwかなう大丈夫だった?″


私は先生の視線を盗んで、こっそりと和也にメールを送る事にした。

″私は、大丈夫だったよ。心配ありがと!呼び出し大丈夫?″

そうメールを作成して、送信を押した。
すると直ぐに和也からメールが返ってきた。


″さっきまで生徒指導室で尋問されてたぜwかなうが無事ならどうでもいいけどな!″


和也はどんな時でも、こうして私の事を考えてくれているって事に安心感を抱く。
それはとても嬉しい事で、私もそれに少しでも応えようと思った。