「ううん、ごめん大丈夫。いきなりお邪魔しても大丈夫なの?」
「平気、平気、家は放任主義だからな。」
「でも、流石に手ぶらじゃ…」
「今日は家に誰も居ないし、大丈夫だよ。」
「そうなの?」
「今日って言うか、夜まではいつも誰も居ないよ。」
和也はそう言って、一瞬言葉を切った。
そして私の目をしっかり見つめてこう言った。
「でも、襲ったりしないよww」
そう言って、またクスクスと笑った。
何だか、レオンにからかわれた時みたいな気分だったけれど、なぜかその態度と言葉に安心感を得たので、私もつられて笑った。
和也は何だかんだ言っても、私に危害を加えるような人じゃないと胸を張って言えるような気がした。
「じゃあ、お言葉に甘えて…お邪魔させて貰っても良いかな?」
突然お邪魔するのは少し気が引けたけれど、外でふらふらして、また熱を出すのは嫌だったのでここは大人しくお邪魔させて貰った方が良いだろうと思った。
「オッケー、じゃあコンビニ寄ってくか。」
「うん。」
和也はそう言って、左手を差し出した。
私はその意味を少し考えたけれど、理由が分からなかったので首を傾げた。
すると、和也は突然私自身右手を捕まえた。

