毛布に包まったままどうしようかと考えたけれど、部屋に戻るのはとても億劫に感じた。 バスルームの向かいの壁を背にして、そのまま蹲る。 多分、そんなに待たされる事もないだろう。 案の定、少しすると中から物音が聞こえてきた。 ひんやりした廊下のフローリングが、私の体温をどんどん奪っていく。 爪先が冷えて、私は更にきつく毛布に包まった。 バスルームの扉が小さな音を立てて開く。 音につられて目線を上げると、さっきとは比べられないほどの急激な寒気に襲われた。