ピピっと電子音がして、シオンはそれを取り出した。
「38度まで下がったな。」
「・・・何度だったの?」
「朝は39度あった。」
どうりで全身痛かったし、苦しかったわけだ。
「何か食えるのか?」
シオンはベッドから立ち上がると、振り返って私を見る。
「ううん、食べたくない。」
「食わなきゃ薬飲めないだろ?」
「・・・うん。」
私がそう言うと、シオンは静かに部屋を出て行った。
結構寝た気がしたけれど時間を確認すると、まだお昼を少し過ぎたあたりだった。
私は深く深呼吸すると、さっき見た夢を思い出した。

