「じゃあ、次は晃(あきら)」
凛が指差したのはアニメから抜け出して来たのかと思うほど、鮮やかな青緑の髪をした男の子だった。
だけれど、その子はそんな派手な髪でも違和感を感じないくらい綺麗な顔をしていた。
イケメンという雰囲気じゃなくて、どちらかと言えば中世的な美少年。
「よろしくね、天使ちゃん。」
その子はそう言って、にっこり笑った。
私はどちらかと言えば、晃の方が天使に見える気がした。
「じゃあ、最後だね。和也(カズヤ)だよ。」
凛が名前を言った瞬間、私の目の前に少し長めの髪を綺麗な茶色に染めた一番背の高い人がやってきた。
見上げるほど背が高いその人は、ヒールを履いた凛よりも少し背が高かった。
レオンやシオンほどではないけれど、背の高い人はすごく存在感がある。
和也と呼ばれたその人は、私の前で黙ったまま手を差し出した。
私はその手に、ドキドキしながらも自分の手を差し出した。
肌が触れた瞬間、その大きな掌に包み込まれるような不思議な感覚が私の脳裏に過ぎる。
どこかで触れた事があるような、不思議な感覚。

