叶う。 Chapter1






私は恐る恐る視線を上げた。
目の前に現れたのは、なんともカラフルな4人の男の子だった。

「紹介するね、こいつは愁(しゅう)」

凛が最初に紹介してくれたのは、金髪の男の子だった。
その男の子は背はあまり高くなくて、その派手な見た目とは裏腹に、笑うと出来る笑窪が印象的だった。

「よろしくー!」

「んじゃ、次ね、こいつは祐希(ゆうき)」

さっきの愁という子よりも少し背が高く、大人っぽいその男の子は黒髪で、どちらかといえば物静かな秀才っぽい雰囲気だった。

「月島さんだよね?」

「あ・・・うん。」

祐希と呼ばれたその子は、私にそう言うと爽やかに笑う。

「俺達、同じクラスだって気付いてた?」

「・・・え?」

「やっぱり気付いてなかったか。」

「同じクラスなの?」

私がそう言うと、祐希は声を上げて笑った。
つられて皆も可笑しそうに笑う。

「前から不思議な子だと思ってたけど、月島さんってほんとに天然なんだね。」

祐希がそう言うと、私は途端にまた恥ずかしくなって咄嗟に謝った。

「・・・ごめん。」

「いやいや、これからよろしくね。」

祐希はそう言って、私の頭をポンポンと軽く叩いた。