だけど私のそんな愚かな行動は、直ぐに全員に気付かれてしまった。
「誰、その天使?」
背の高い、茶色の髪をした男の子がそう言った。
「この天使はかなうだよ!」
凛はそう言って、背後に隠れる私を前に押し出した。
全員の視線が一斉に私に向けられたのを感じる。
私は顔が火照るのをを感じた。
きっと真っ赤に違いない。
「やっべ、まじで天使だ。」
「かわいい!!」
私はどうしていいのか分からなくて思わず両手で顔を覆った。
こんなに誰かにマジマジと見られることには慣れてなかったし、初めての経験でどう反応したらいいのか分からなかった。
「ちょっと、みんなやめて!かなうは清純乙女なんだから!」
凛はそう言いながらも、楽しそうに笑っている。
男の子達はいつの間にか私と凛の周りに集まってきた。
「もう、ちゃんと紹介するから落ち着け野獣ども!」
凛はそう言って、私の両手を無理やり顔から剥がした。

