叶う。 Chapter1





「よし、じゃあ凛のいつも遊んでるとこ行こー!」

「うん。」


ひとしきりクスクス笑いを終えると、凛は私の手を引いて歩き出した。

私はもう迷わなかったし、悩む事もなかった。

こんなに優しい凛の友達は、きっと同じように優しい人だろうと思ったし、何より凛が普段どんな風に遊んでいるのかに興味津々だった。


「結構歩くけど大丈夫?」

「うん、いつも運動不足だから大丈夫。」

「だから色白なのか!」

「それは生まれつきだよ。」


私がそう言うと、凛はケラケラと楽しそうに笑う。
道中の会話はそんな感じだったけれど、それはとても楽しい時間だった。

普段の日常とかけ離れたその時間は、私に普段感じる事の少ない癒しと幸福感を与えてくれた。



そんな時間が永遠に続けば良いと、ほんの少しだけ願った。