部屋に入った私は、鞄をソファに放り投げた。
マフラーを外して制服のブレザーを脱ぐと、壁にかけられたハンガーにそれらを掛ける。
そしてそのまま、ベッドに向かって倒れこんだ。
小さくスプリングが軋む。
うつ伏せになって、肌触りの良い毛布に頬を寄せると、微かに爽やかな香水の香りがした。
目を閉じて深く息を吸い込むと、その香りは私に少しの刺激と安心感を与えてくれた。
・・・・なんだか、疲れた。
ほんの少しだけ・・・・・
休んでも・・・・いいかな・・・・。
気がつくと私は、浅い眠りに落ちていた・・・・。
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