叶う。 Chapter1





「あのね、嫌じゃないの。」

私は慌てて否定する。
凛ちゃんはそんな私を無言で不安そうに見つめてた。


「いや、ほんと無理しないで良いよ!」

「あのね、違うの・・・」

「うん?」

「凛ちゃんの友達に、いきなり会っても・・・私緊張して、失礼なこと言っちゃったりしたら・・・。」

「え?」

「凛ちゃんに迷惑かけちゃうかと・・・」


私がそこまで言うと、凛ちゃんは突然笑い出した。


「かなうそんな事気にしてるの?」

「・・・うん。」

「っていうか、かなうはほんと真面目ちゃんだねw大丈夫、みんなそんなこと細かい事気にするヤツじゃないし。」

「でも・・・私、馬鹿だから・・・。」

「大丈夫!凛の友達も凛も馬鹿だしw」

凛ちゃんはそう言って私の手を引いた。


「・・・凛ちゃん。」

「凛でいいよ!凛って呼んで。かなうは凛の友達でしょ?だったら、凛の友達はみんな、かなうの友達だよ!」

「でも・・・」

「かなうは、細かい事気にしすぎ!そんなに色々考えてたら疲れない?」


凛ちゃんの言葉に思わず苦笑いをする。
確かに私は細かい事をいつも考えたり、他人の行動にすごく敏感だった。

だけれどそれは小さい頃からそういう環境で生活していたからで、多分普通の人には理解出来ないだろう。