今の家族に引き取られて、ろくに口も聞けない、物も分からない私に、レオンはいっつも世話を焼いてくれた。
時には冗談を言って笑わせようとしたり、ダメなことを怒ったり、ふざけたりもするんだけれど、それでも私は何度もレオンに助けられてきた。
凛ちゃんも同じで、世間を知らない私にこうして色々な話を聞かせてくれて、教えてくれる。
こんな出来損ないの私でも、凛ちゃんは嫌な顔ひとつしないでこうして一緒に居てくれることに、すごく感謝した。
レオンと凛ちゃんは違うけれど、二人とも心がとても優しい人なんだろうと、勝手にそう思った。
楽しい時間は過ぎるのが本当に早くって、私達がご飯を食べ終わったのは、もうおやつの時間になる頃だった。
「うー・・・お腹いっぱい。」
「凛ちゃん食べすぎだよ。」
「だって美味しかったんだもん。」
凛ちゃんはモデル体系なのに、とっても沢山食べる。
それは学校でも何度か見かけてたので、気にはならなかったけれど、私がハンバーガーとポテトとドリンクだけでお腹一杯なのに対して、凛ちゃんが食べたのはそれ+ナゲットとアップルパイにシェークだった。
この細い身体のどこにそれだけ入るスペースがあるのかとても不思議で仕方ない。

