叶う。 Chapter1





凛ちゃんとの初めてのファーストフード店内は、見る物全てが真新しくてきっと私は挙動不審だったと思う。

凛ちゃんは私が本当に何も知らないことを馬鹿にしたり、責めたりすることなんて一切しなかった。

それどころか、これは知ってる?とか、きちんと確認して、私が少しでも分からない事は何でも丁寧に教えてくれた。


本当は面倒な子だと思われているかもしれないという気持ちは正直拭えなかったけれど、凛ちゃんはそんな素振りは一切見せなかった。


それは正直とても有難かったし、私はそんな優しい凛ちゃんが更に大好きになった。


二人でご飯を食べながら、いつもと同じ何でもない話を沢山した。

その時間はとても楽しくて、私はずっと笑ってた。
それは学校でも家でもない、すごく自由な空間で、私は自分自身がこんなにお喋りすることが出来る事にとても驚いた。

でもそれは、全部凛ちゃんのおかげなんだと思う。

変に飾らない凛ちゃんは、たまに言葉遣いが悪くなったり、普通に下ネタを言ったりすることもあるけれど、いつでも私が反応しやすい空気を作ってくれる。

それはなんとなくだけれど、凛ちゃんは少しだけレオンに似てる気がした。