「さぁ、じゃあどこ行こうか?どっか行きたいところある?」
凛ちゃんは肩から提げたカジュアルなバッグに携帯を入れると私の方を見る。
さっきのメールを気にしてないのか、それともまさかほんとに私が普段出歩かないとは思わなかったのか、凛ちゃんがそう言う。
「うんと・・・どこでも。」
正直どうしたらいいのか分からなかった。
だけど、どこでもいいなんて言ったら凛ちゃんは嫌な気持ちになってしまうかもしれないと思って、私は言葉を付け足した。
「お任せしてもいい?」
それを言うのはちょっと申し訳ないけれど、誤魔化したり嘘を吐くよりも素直に伝えるほうが良いに決まってる。
凛ちゃんは少し悩んだようだったけれど、直ぐに笑顔になるとこう言った。
「オッケー。じゃあ今日は凛に付き合ってもらう!そういえば、かなうご飯食べた?」
「ううん、まだだよ。」
「じゃあ、とりあえずご飯行かない?」
「うん!」
凛ちゃんはそう言うと、私の手を取って歩き始めた。
女の子同士で手を繋ぐのは、なんだか奇妙な気分だったけれど、仲良しみたいでとても嬉しかった。

