叶う。 Chapter1




ママがお会計を済ませて、私達は病院を出た。

なんだか色々とすっきりした気分で、私はまた助手席に乗り込んだ。
午後の日差しが強くなってきたので、ママは車に乗り込むと大きめのサングラスをしてからエンジンをかける。


「まだ、仕事まで結構時間あるし、買い物でも行く?」


ママの言葉に、ふと明日遊びに行く事を伝えてなかった事を思い出した。

“もっと頼ってもいい”と言った先生の言葉を思い出して、私はママに少しだけお願いしてみようと思った。


「あのね、ママ。」

「うん?」

「明日ね、午後からなんだけど、凛ちゃんが遊ぼうって。」

「あら、良いわね。後でお小遣い用意しておくね。沢山遊んでくるといいわ!」

ママは嬉しそうにそう言ってくれた。


「あのね、それでね・・・。」

「?」

「どんな服を着ていったら良いか・・・迷ってて・・。」


ママに選んで欲しいって言いたかったけれど、やっぱり最後は緊張してモゴモゴと口ごもってしまう。
だけれど、ママは楽しそうにこう言った。


「じゃあ、今からショッピングに行きましょう。きっと可愛い冬服が沢山出てるわ。」


ママはそう言って、少しだけ車のアクセルを強く踏み込んだ。