私に何が出来るかは分からない。
でも……。



「浅木くんの
冷たい目は私が温める。
真直ぐぶつかって私の正義で
浅木くんの闇をすべて取り除く!」



もし……。
何か壁にぶつかったとしても
私はもう大丈夫。


だって……。




「それでこそ亜樹だ!」




優しくそして力強く笑う
頼もしい味方が付いているから。


私が壁に圧倒されたとしても
後ろから怒鳴りながらも応援してくれる。


そんな……人がいるから。



「ありがとう……姫条くん!」



姫条くんのお蔭で
私は後悔しなくてすむ。


あの時みたいに……。
逃げ出さずに……。
立ち向かうことが出来る。