私のヒーロー

「きゃー!!
姫条くん!!」

「おはよー!!
今日もカッコイイね!!」



学校につけば
先に行ったはずの
姫条くんが女子たちに囲まれていた。



相変わらず人気者だなー。

なんて思いつつ
人だかりの中心に目を向ける。



「おはよ。
僕なんて格好良くないよ?」



うわっ。
僕だって!!

さっきまでの
性格と違いすぎて笑っちゃう!!



爽やかスマイルを振りまく
姫条くんを見ながら1人でニヤけていれば
パチッと姫条くんと目が合ってしまった。


あ……。
今さ……少しだけ口元が
怪しく上がらなかった?


うっ……。
何か嫌な予感がする……。


ブルッと身震いがする。

……この場から
早く立ち去らなければ……。



何故か頭の中で
警報が鳴り響く。