私のヒーロー

「姫条くん……。
ありがとう……」

「君のお蔭で
娘と向き合う決心ができた」




お母さんとお父さんの視線は
私から優輝へと変わった。



優輝は少し驚きながらも
優しく笑っていた。




「いえ……。
俺は何も……」

「姫条くんの言葉で……。
私たちは変わろうと思えたの」




お母さんもお父さんも
優輝に向かって深く頭を下げていた。




「ありがとう」

「ありがとう」





あっ……。
優輝の顔が紅くなった……。



照れてるのかな?




「……これからは
亜樹を悲しませないで上げてください。


3人で……。
素敵な家族を築き上げてください」




優輝……。


本当にありがとう……。



優輝がいなかったら私たちは……。


こうやって
向き合う事さえ出来なかっただろう。