私のヒーロー

「お前も入れ!!」

「……は?」



何か浅木くんにまで勧誘してるし。
そんなに人手不足なの?
闇炎って。



「お前は強い。
その強さを闇炎で生かせ」

「……仲間ごっこは御免だ」

「じゃあ何でコイツを守った?」

「……」

「本当は仲間が欲しいんだろ!?」



姫条くんの言葉に
一瞬ピクッと反応した浅木くん。


それを見透かすように
姫条くんは追い打ちをかける。



「俺が……。
俺たちがお前の仲間になる!!」

「黙れよ……。
俺に仲間なんていらない。
2度と俺に近づくな」



浅木くんは
それだけ言ってこの場を去った。