「退院おめでとう!」



病室に明るい声が響き渡る。


あれから2週間が経ち
私の傷も順調に良くなっていった。



そして今日が退院の日。




「ありがとう!

でもさー……。

みんなが来てくれたから
なんかあっという間に感じた」



毎日欠かさず
幹部の皆はお見舞いに来てくれていた。


他の皆も交代で来てくれたし。


全然……。
寂しくなかったな……。


むしろ楽しかった!!


こんな事を言ったら
怒られるから言わないけど……。



「じゃあ俺たちは先に帰ってるな」

「優輝とイチャイチャ
しながら帰って来いよ!」

「倉庫で待ってるよ~!」



え!?

一緒に帰らないの!?



亮祐も雅人も翔も
なんかニヤニヤしてるし!!


気を遣ってくれたのかな……?



ここ最近
優輝と2人きりになる機会が無かったし……。