私のヒーロー

「ネックレス……。
良く似合ってる」

「ありがとう……。

あっ……でも私……。
何も用意してないっ……」



倒れていたから
当然と言えば当然なんだけど……。


こんな素敵なものを貰って
何もあげない訳にはいかない。




「ばーか……。
何もいらねぇよ」

「でもっ!!」



それじゃあ
私の気がすまない!




「ふっ……。
じゃあリクエストしていいか?」

「もちろん!!」



優輝が欲しい物ってなんだろう!?


財布とか!?
マフラーもあるかも!!


まだまだ寒くなるだろうし……。



そう思っていたら
グイッと優輝の顔が近づいてきた。




「……」

「……」



唇が触れるか
触れないかの際どい所。


近い……。
近すぎるっ!!


恥ずかしくなり顔を背けようとしたけど
それを優輝は許してはくれなかった。