私のヒーロー

「優輝と一緒にいれて……。
幸せだなって……そう思っただけ」




それなのに叩かれた!!

酷いな……。


そう思っていれば
ゆっくりと体が離される。



優輝と私の視線が交じり合い
そのままジッと見つめあう。



凄く……格好良い……。



真っ直ぐで
恐れを知らないような綺麗な目。



でもその中には
溢れんばかりの優しさがある。




私は……。

この目に惹かれたのかもね?



私が持っていなかった“強さ”を
感じさせるこの目に……。





「亜樹」

「なーに?」

「メリークリスマス」




……このタイミングで!?


普通ここはキスする所じゃ……。


って!?
私は何を考えているんだろう!?




「メリークリスマス!


これ……ありがとね?」




私は恥ずかしさを隠すように
笑顔を浮かべる。