私のヒーロー

「みんな……。
着替えたいから外に行ってて?」

「着替え?
そのままでいいだろ?」

「雅人は乙女心が分かってないな~。
優輝に会う前に着替えたいんだよね~?」




翔の言葉でみんなは
納得したように外へ出て行った。




ハァ……。


さて着替えますか。



私は置いてあった自分の服に着替え始める。




「っ……痛っ……」



刺された場所に痛みが走る。

でもそんなのに構っている暇はない!!



着替え終わった私は

皆を呼ぶことはせずに
ある準備に取り掛かった。



靴はあるからokだし……。

ここは……3階……か。



今の体で飛び降りたら
確実にこの病室に逆戻りだね……。


ふぅとタメ息をつき
さっきまで寝ていたベッドに手を伸ばす。



……これしかないか。



私はシーツをはがし柱に結び付けて
それを窓から垂らした。


一か八かの賭けだけど……。



やらなきゃ……。
早く……優輝の所に行かなきゃ!!