私のヒーロー

「クリスマス……ね……」




私はあえてその表情に
触れずに笑顔を向けた。



「そうクリスマス!
皆でパーティーしような」



爽やかな笑みを
浮かべる亮祐だけど……。


その裏に隠された
“哀しみ”に私は気付いてしまった。



そして
その理由も……。



皆にバレないように
少しだけ俯けば


私の首元に
ネックレスがあるのに気が付いた。



赤い石が光る……
ハートのネックレス。



優輝……。


ネックレスを見た瞬間に
優輝の顔が浮かぶ。



このネックレスは
優輝がくれたものだろう。




そして優輝は……。


全てにケリをつけるために
1人で楼孤のトップの元に向かった。



本当に自分勝手すぎるよっ……。



何でも1人で決めちゃうし
強引だし……。



でも……。
そんな優輝も好き……。