私のヒーロー

『あっ……』




扉を開けた瞬間

眩しい光に包まれる。



っ……。
目が開いていられない!!



思わず目を瞑れば
優しい声が頭に響く。




『亜樹!』




懐かしく感じるその声に
私はそっと目を開いた。



そこはさっきの白い世界では無く



赤い世界に包まれていた。



さっきの声は……。





『亜樹!』

『優輝!?』




やっぱり優輝の声だ!!


どこからか声が聞こえるのに
彼の姿は見えない。



どんどん遠くに
行ってしまうような感覚に陥る。



嫌だ……。
行かないで……!!



頭を抱えようとした時
再び機械音が鳴り響く。




『さぁ……。

生きる道が決まったなら
さっさとここから出るがよい。


貴方が選んだ相手を
決して……手放すなよ……』




その言葉と同時に
私の体は赤い光に包まれていた。


そして
眠る様に意識が途絶えた。



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