私のヒーロー

「クソが……。
おいっ……」



楼孤のトップは
何やら仲間たち数人に耳打ちをしていた。


声が小さくて聞こえないけど……。



嫌な予感がするのは気のせいかな……?




「おりゃ!!」

「甘いって!!」



顔面に迫ったきた拳を
さらっと避けてそのまま回し蹴りをする。




「グッ……」



地面に倒れこむ男。


でも何かがおかしい。


何で……?
何で笑ってるの……?



私が蹴り飛ばした男は
不気味なほど口角が上がっていた。



まさか……。

何かを企んでる……?



そう思った時




「おりゃー!!」

「くたばりやがれー!!」



2つの声がどこからか聞こえた。