私のヒーロー

「いい加減にくたばりやがれ!」

「嫌だよ!」




もう何時間……闘っただろうか。


正直に言えば
体力はもう底をついている。


それでも私が動けるのは
傍に皆がいるから。




「っち……。
一体どうなってやがる……。


こっちの方が
圧倒的に人数が多いのに……」




楼孤のトップは
顔を歪めながら私たちを見ている。



地面には
数えきれないくらいの男が倒れている。



でもその中には
闇炎や紫鬼の皆はいない。


私たちは誰1人……
倒れてなんかいない!!




「俺たちが負ける訳ねぇだろーが」




優輝の不敵な笑みが敵の怒りを煽る。


でも……。


私たちはやる気が出てくる。



だって……。


優輝が言えば
本当にそうなる気がする。


私たちに希望をくれる。


そんな不思議なパワーが
優輝の言葉にはある気がする。