私のヒーロー

「よそ見してんじゃねーよ!!」




いきなり大声が聞こえ
振り向けば私に殴り掛かってくる男の姿が。



やばっ!!


稜也と蒼太に気を取られてたから
反応が遅れた!!



殴られる!


そう思った私は
痛みに耐えるために目を瞑る。



でも私にきたのは殴られた衝撃じゃない。

すごく……優しい温もりだ。




「亜樹に手出してんじゃねぇよ」

「優輝!!」



優輝は私の肩を抱きながら
男を蹴り飛ばしていた。


優輝の横顔……。
なんか格好良い……。




「お前もよそ見すんじゃねぇよ」




そう言って
優輝はバシッと私の頭を叩いた。


もー……。
そんなに強く叩かなくたって……!!



でも助けて貰ったし……。




「ごめん……。
あと……ありがとう」




いつも助けられてばっかりだなー……。


私も頑張らなきゃ……。