私のヒーロー

「裏切りやがって……!!」




楼孤や他のチームが腹を立てた様に
紫鬼のみんなに襲いかかっていく。




「……させるかよ」

「……稜也……」




稜也は蒼太に背を向け
守るように立っていた。



「もう……。
裏切られたとかそんなのはどうでもいい。


こうしてお前が
俺たちと闘ってくれるだけで十分だ」


「稜也……。
ありがとう……」




稜也……。

良かったね……。



蒼太の顔は涙でぐちゃぐちゃだった。


でも今まで見てきた
表情(かお)の中で1番格好良い……。




「行くぞ蒼太」

「おう!
暴れようぜ稜也!」




2人の背中は凄く頼もしく
そして温かかった。