私のヒーロー

「断る。
私も稜也も闇炎の幹部だから!!

稜也……早く帰ろうよ!
みんなが待ってるよ!!」



稜也はゆっくりと私の方を向いた。

でも……目は……。
光が映っていないまま。




「帰る……?
どこに……?

俺の帰る場所はここだ」



稜也の声。

だけど感情が何も入っていない。



あぁ……。
稜也はまた……。


闇に落ちて行った。


真っ暗で
身動きひとつ出来ない暗闇に……。





「違うよ稜也。
あなたの帰る場所はここじゃない」




私はゆっくりと稜也に話しかける。


前に稜也と約束したでしょ……?



『もし……
闇に飲み込まれそうになった時は
私がその手を引っ張って光の指す場所に
連れて行くから……』



覚えてる?

稜也が過去を話してくれた時に
……私が言った言葉。



今がその時なんだよね?