私のヒーロー

時間はあっという間に経ち
もう帰る時間になってしまった。



「亜樹!帰ろう?」




優輝が私に
真っ直ぐに手を差し伸べている。


でも私はその手を掴むことは出来ない。




「亜樹?」

「優輝……今日は先に帰ってて?」

「え?」



きょとんとする優輝の顔。


まぁ……。

いつも一緒に帰ってたからな……。
驚くのは無理もない。


でもこうしなければならない。



優輝には隠し事はしたくない。
だけど……これが最後だから……。


ちゃんとケリを付けてくるから。



ねぇ優輝……。


少し我儘を言ってもいいかな……?


私は優輝と一緒にいたい。


これから……。
凄く大変な事になるかもしれないけど……。


私がちゃんと優輝も……。
闇炎の皆も守るから……。


だからっ……!!


あなたの傍にいさせてください……。