「……」




ごめんね優輝……。


私はあなたに隠し事をしました。




もう……。
どうしていいか分からない。



これから何が起きるかとか。
私は何をすべきかとか。


そんな事は考えたくないよ……。



私はただ……。


優輝や……稜也。


闇炎の皆と一緒にいたいだけ。

ただそれだけなの……。



だからお願いします。
どうかこの願いを……叶えてください。


私から……。
大切なものを奪わないで……。



稜也をこれ以上……。
傷つけないで……。



仲間を苦しめないで……。



そして……


優輝に辛い思いをさせないで……。



私は祈る様に目を閉じた。