私のヒーロー

「おかしすぎだろ!?

お前らが粋がった所で
人数の差は変わらない。


単純計算で4倍以上は違う。

なのに……
そんなことが出来るなんて
本当に思ってるのか?」




別に……。
人数なんて関係ない。


それに……。




「優輝たちを裏切るくらいなら
死んだ方がマシよ」

「俺も同意見だ」



私と稜也の言葉に
さっきまでずっと黙っていた蒼太が
ハッとした顔で私たちを見ていた。


でもだからって何かを話す訳じゃない。
ただ私たちの顔をまっすぐに見つめていた。




「ふははは!
ますます気に入ったぞお前ら……。

だったらこういうのはどうだ?
幹部以外の下っ端に……。

何らかの理由をつけて
闇炎を抜けさせる」



いきなり笑い出す楼孤のトップ。

この人……頭大丈夫?




「闇炎はそんな弱い絆なんかじゃ……」

「だったらその絆を信じてろ。

1人……また1人……。

今まで信じていた仲間に
裏切られる気分は……

さぞかし素晴らしいんだろうな!!」



あっ……。

ふと頭に浮かんだのは
優輝の傷つく顔だった。