私のヒーロー

「意味が……分からない……」

「混乱するのは分かるがちゃんと聞けよ」



嫌だ……。
聞きたくない……。


耳を塞ぎたくても
体が震えて上手く手が上がらない。


そうこうしている間に
聞きたくない言葉が次々と耳に入ってくる。




「俺たちは闇炎が嫌いだ。

不良のくせに
いい子ぶっている所が気に食わねぇ。


何が“街の人には手をださねぇ”だ?
格好つけてるんじゃねぇよ……。

アイツらを見てると虫唾が走るんだよ」



何を言ってるの……?


それのどこがいい子ぶってるのよ……。
優輝たち闇炎がやってる事は正しいじゃない!


そんな事を言ってるあんたに
私は虫唾が走るわよ……。



グッと拳を握り男を睨みつける。


そんな視線を全く気にせず男は話し続けた。




「コイツらも何かと闇炎を恨んでる。

それを知った俺は考えたんだ。
こいつらと手を組んで闇炎をぶっ潰そうって」



楼孤のトップの目はどこかにいっていた。


目に光がない……。
そんな気がする……。