私のヒーロー

「どういう事だよ……」



隣から聞こえた低い声に
私は涙が出そうになった。


だって……ただ低いだけじゃない。


そこにはたくさんの
哀しみが詰まってるって分かったから……。



私は心のどこかで

もう何も起こらないで
平穏に過ごせると思ってた。



なのにっ……。
こんな仕打ちは酷過ぎるよ……。



哀しみに歪んだ稜也の顔が
私の胸をえぐる。




「それは……」

「まぁ落ち着け。

仲間になるんだから
冷静に話し合おうじゃないか」



蒼太の言葉を遮るように
楼孤のトップは口を開いた。


黙ってよ……。
私たちは蒼太と話してるんだよ。


そう言おうとした時


追い打ちをかけるような
言葉が私たちに放たれた。





「俺たちは闇炎を潰す」




いま……なんて……?


急なこと過ぎて
上手く頭が回らない……。