私のヒーロー

「神崎!!」

「浅木くん……」



浅木くんも
何かを感じ取ったように
金髪と可愛い男の子から離れ
私の腕を掴む。



「何やってんだお前は!!」

「私は守られてばかりじゃ嫌なの!」



もう……。
後悔はしたくないから。


私の想いが伝わったのか
浅木くんは私の腕を離した。



「怪我しても知らねぇからな」



言葉は素っ気ないけど
でも……。
私には凄く温かく感じた。



「大丈夫!!」



私と浅木くんは
背中合わせにして立つ。




「さぁ……。
つづきをやろっか」



私が笑みを浮かべた時。



「テメェらいつまで
俺を待たせる気だ!!」



どこからか怒鳴り声が聞こえた。
私は構えていた腕をそっと下げる。