私のヒーロー

「許してくれなんて……
簡単には言えない事はよく分かってる。

でも……。
許して欲しい。


俺はお前と……
また一緒に笑いあいたい。


俺にとって……お前は
かけがえのない親友なんだ……」




安藤 蒼太は
稜也と仲直りしたいんだ……。


稜也はなんて答えるんだろう……?




「ふざけるな……」




急に低い声が聞こえてきたかと思ったら
稜也は安藤 蒼太に抱きついていた。


……言ってる事とやってる事……
違う気がするんだけど……。



「稜也!?
お俺はどういう反応をすればいいんだ……?」



私と同じことを思ったのか
安藤 蒼太は戸惑ったように慌てていた。



「いつもみたいに……。
馬鹿みたいな顔で笑ってろ」



稜也の優しい声が私にまで届く。