私のヒーロー

「っふ……。
本当に頼もしいよ……お前は」

「ちょっ!?
髪の毛が……!!」



頭をクシャクシャに撫でられる。


あーあ……。
髪の毛がヤバい事になってるよ。



「……もう限界……だ」



いきなり後ろから聞こえてきた声。


振り向こうとすれば
いきなり体が反転した。


しかも……
視界が急に真っ暗になったし……。




「姫条……
お前はすぐに亜樹に抱き着くな」

「うるせぇよ!

お前らが抱き合ってる時に
黙っててやっただけ有難く思いやがれ!!」




稜也と優輝の会話から

私は優輝に
抱きしめられている事が分かった。


うん。
抱きしめるのはいいんだけど……。




「く……苦しい……」

「亜樹!?」

「大丈夫か!?」

「だ……大丈夫……」



お願いだから
力加減だけは考えてくれ……。