私のヒーロー

「バカ!?
もう我慢できねぇ!!
亮祐……力ずくで連れてこうぜ」

「……仕方ないか」



亮祐と呼ばれた赤髪の男は
ハァとタメ息をついた。

そして先ほどの爽やかな笑みとは
考えられないほどの不敵な笑みをした。




「怪我はさせんなよ?」



亮祐って人の合図で
私たちに飛びかかってくる男たち。


私が構えようとした時。



「お前は大人しくしてろ」



浅木くんの
低い声が私の動きを止めた。


私を守るように
3人の男と闘う浅木くん。



“守られている”その事実が
私の胸を痛めつける。



「っ……」



その時
浅木くんの頬に亮祐の拳が入った。