「だぁー今は夏かよ!?
鬱陶しい!!」



雅人が壊れた……。



「今は秋だよー!
って……この会話……稜也ともしたし!」




何なのみんな!?
そんなに夏が好きなの!?



「亜樹ってさ天然だよね?」

「天然ボケだろ」



……翔と雅人の
視線が私に突き刺さってる!


何なのよ……。




「なぁ優輝?」

「……」




雅人を無視しながら
優輝は私の首元に顔をうずくめる。



ちょっ!?



「くすぐったいじゃん!!」

「亜樹の匂い落ち着くんだよ。
ちょっとは我慢しやがれ」

「なにそれ!?」




まったく……
自分勝手なんだから……。


でも……。


私も落ち着くからなー。
こうやって……優輝に抱きしめられるの。