私のヒーロー

「コイツに何の用だ?」

「まぁまぁ、落ち着けって。
俺たちはその子を迎えに来ただけだから。
その殺気しまってくれよ」




ニコッと笑うのは赤髪の男。
怖い印象の赤髪からは
想像もつかないほどの爽やかな笑顔。

悪い人には見えないけど……。


ん?
って言うか……。




「私を迎えに来たって
……どういう事!?」



2人の会話をボーっと見てたから
気付かなかったけど……。
とんでもない事を言ってないこの人!?



「そのままの意味」



だからその
爽やかな笑みはなんなの!?




「そんな事より!!
僕たちと一緒に来てよ!!
あまり遅くなると……。
アイツ怒っちゃうからさ」



可愛い顔の男が
困ったように笑う。



「アイツって……」



誰の事?
そう聞こうと思った時だった。


金髪は痺れを切らしたように
私に向かって殴り掛かってきた。