私のヒーロー

「何か用か?」



いつの間にか
私の隣に立っていた浅木くん。


低い声で男たちに聞いているけど
3人の男はみんな私の方を見ていた。



「テメェにじゃねぇ。
この女に用があんだよ」



金髪は面倒くさそうに
頭を掻きながら私を睨んでいる。



「でもよー本当にコイツかよ?
チビだし……弱そうじゃねぇか」

「ち……」



チビ!?
今……私の事を言ったの!?
何なのこの金髪ムカつく!!


自分が背が高いからって……。
調子のってんの!?


心の中で怒っていれば
浅木くんは壁に私を押しやった。



「ここでじっとしてろ」




小声で言われたので
とりあえず頷いておく。