時は経ち……。

今日はいよいよ文化祭当日。



準備をしながら開店時間を待つ。





「亜樹~!
相変わらず似合ってるね~!」

「鈴香……。
何回言えば気がすむのよ!」



鈴香はテンション高く
私に飛びついてくる。



「鈴香の方が似合ってるし」

「うーん……微妙!!」



鈴香は執事の格好をしている。
もうどっからどう見ても男だ。


まぁ本人は複雑そうだけどね……。




「それにしても……。

姫条くんも浅木くんも
よく似合ってるわね~。

2人とも本物の王子様みたい」



鈴香の言葉に
私は2人の方に顔を向ける。




「楽しみだね浅木くん?」



赤色を主とした
王子様の服を着る優輝。



「あぁ」



黒色を主とした
王子様の服を着る稜也。



どっちもよく似合ってるし凄く格好良い。