私のヒーロー

神崎 亜樹side--------------------



「あーあ……。
やっちゃった……」



私の声が
空に吸い込まれるように消えていく。


誰もいない屋上で
馬鹿みたいに泣いて……。


私って……。
何をやってるんだろう……?




大切な人を
悲しませたくなんかないのに……。


私は自分の気持ちを
抑えることが出来なかった。



生まれて初めて感じた


“嫉妬”という
黒い感情は……。


私をおかしくする。



ははっ……。


いつの間にこんなに
好きになってたんだろう?



ついこの間までは


“好き”って
感情すら知らなかったのに……。




優輝もこんな気持ちだったのかな……?


私が稜也や……
闇炎のみんなと一緒にいる時


ずっと苦しかったのかな……?